脱ステを開始して2か月、出社できなくなり仕事を休職させてもらいました。
ネットで検索しても、入院されてる方や、退職することになったという方はいても、休職で自宅療養している内容は、あまり見つけることができませんでした。
そもそも子供の時にアトピーがあった私ですら、「アトピーで入院」、「アトピーで退職」、「アトピーで休学」ということがあること自体も初めて知りました。
これって、アトピー経験がないと絶対理解できないんじゃなかろうか?
自分のこの状態は、入院するほどのものなのだろうか?退職しなければいけないのか?などいろいろ不安になりました。
ということで、同じように脱ステで休職を考える人や、アトピーで苦しんでいる周りの方々にこういう例もあるよと知ってもらえたらということで一例として書き残していきます。
休職になったときの症状の度合いは?
一番のきっかけは下記の記事の感染症です。これで、がんばろうとかではなく、心身ともに「もう出社できない」という状況になっていました。
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アトピーは、ジュクジュクと浸出液が出たり、傷口がパックリ割れてたり、やけどの跡と切り傷みたいなかんじ。
歩くと、空気が肌に当たって、それは傷になっていないところでも痛くてほぼ外出ができない。 何もしていないときも、剣山に刺されているような痛み。
範囲は、脱ステ当初は全身だったのに、上半身だけになっていたことが救いでした。
・・・というような状況で感染症にかかり、神経の激痛が1週間続いたら体力が奪われました。
ネットでは、入院をしている人とかがいて、自分は入院するほどでもないからとかいろいろ考えている時期でした。
不安は経済面と精神面
とくに不安だったのは、「経済面」と「精神面」でした。
この頃は、本当に情緒不安定?で、なんだか「まわりはみんな敵だ」と思っていた(思い込み)のでなかなか相談できずでしたが、そうも言ってられないので、がんばっていろいろ相談しました。
- 経済面
- 仕事をしないと収入がなくなる
- 精神面
- 仕事で迷惑をかけることになる
- いつまでかかるのか?(また働けるのか?このまま退職?)
- アトピーで休職ってあるの?診断書を書いてくれるの?(入院はもっと酷い場合だけ?)
- 休職にいたるまでのプロセスがしんどい。誰かに何か(がんばりが足りないとか)言われたらどうしよう。でもがんばれない・・
経済面
休職をすると、給料は出ないが、保険で「傷病手当金」がもらえるということを知りました。
収入の(手取りではなく総額)3分の2がもらえるそうです。
精神面
会社に相談
会社の人が想像以上に親身に相談にのってくれて、健康が優先だから仕事は気にしなくて良いよと言ってくれました。感謝です。。
いつまでかかる?復職できる?
これも心配でした。でも、休職しなくてもしても、とにかく働けないのだから今は休むしかありません。ということで割り切るように気持ちを切り替えました。
復職できなかったときはそのときは、そのとき。と考えるしかない。
アトピーで休職ってできるの?
まわりに事例がなく、検索してもヒットしなかったので(かゆみや痛みと闘っている中の検索だったので探し方も悪かったかも)本当にわかりませんでした。退職した事例や入院した事例が多く、休職なんて無理なんだろうか、、、私のがんばりが足りないのか?と考えたり、一人で落ち込んだりしていました。
とはいえ、会社を休んでしまっている以上、証明も必要なので皮膚科で相談。
医師の反応はかなり冷たかったです・・・。
個人の感触なので、当社比判断(笑)ですが。
「掻いてるねぇ。掻かなければ良くなるから」と、毎度言われていたので、やっぱり自分が悪いんだろうかとかいろいろ考えて落ち込みました。
頑張りが足りないと医師に言われた気分・・・。
ズルしてると思われているんだろうか・・・。
いろいろな感染症で出社できなかったのも頑張りが足りなかったのか・・・?
と、どっと疲れとネガティブ感情が流れ込んできます。
でも、診断書自体は書いてもらえました。1か月の療養が必要と。
私は、そもそも「掻き壊しは我慢できない。よくなれば掻いたって皮膚は大丈夫と思っている」ので、この点だけは医者のいうことをちょっと聞き流していました。笑
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【アトピー脱ステ記録】アトピーを「掻かない」は無理 という話。
皮膚科に関しては、「どの医者もあまり信用ができないレベル」となってしまっている私ですが、 脱ステで通い始めた今の皮膚科は、検査結果や数字で話をしてくれるので今も通っています。 ただ、その先生の話で、1 ...
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- 引退間近の先生だったので、けっこう体育会系なんでしょうか。
- 医者だろうが、脱ステの苦しみはなったことがある人にしかわからない・・・。
- 混んでいるから診断書を書くのが面倒だったんだろうか
とか、いろいろネガティブな思考がぐるぐるして、ショックな気持ちを引きずりつつ帰宅。ぐったりして眠りました。
でも、診断書がもらえたので、会社でも手続きをすることができます。
前に進んだんだ、ということで手続きをして実家に帰省しました。
まとめ
アトピーの脱ステロイドで休職、私はしました(1事例としてご参考まで)。
途中で嫌な思いもしましたが、逆に親身に相談に乗ってくれる人もいました。うまく人に相談して前に進むことをおすすめします。