脱ステの期間中、一番大変だったのは、カポジ(カポジ水痘様発疹症)になったからでした。人生で一番痛かった1週間。
アトピー(とくに免疫が下がる脱ステ中)の人は注意が必要ということと、
早期治療する必要があるので少しでも周りの人が早く気が付いてくれますようにということで書き残しておきます。
目次
どんな症状だったか
はじまりは、耳の下あたりの腫れ
脱ステが2か月くらいたったころ、全身の傷は減ったものの、肘裏・膝裏・首回りは浸出液が出ている状態。常にヒリヒリしていて、歩くことも厳しい状況でした。
そんな中なのでまたかぁ・・というかんじで、耳の下あたりが、ただれて膿んでるいるような感じで枕にあたるといたいなぁと思っていました。
肩こり?寝違えかな?
朝、肩に凝ったような痛みがありました。
左耳のあたりが枕にあたると痛いし、変に気遣って寝てたから寝違えたのかなぁ・・・。ただでさえ苦しいのに勘弁して。
救急病院へ
夜22時頃。
だんだんと肩の痛みが尋常じゃないものになってきました。
きっちり5分おきに陣痛のように痛みの強い波がきて、大人の私が「うぅぅ」とうめき声を出さないと無理なレベルの痛みです。
なんかおかしい・・・。
でも夜でどこの病院もやってないし、しかも休み前。普通に病院行けるのいつ?そもそも何科?
友達のLINEグループに投げると、総合問い合わせ窓口みたいな電話番号を調べて送ってくれました。感謝!!すぐに そこに電話。
- 救急なので専門医や検査はできないこと
- もともと耳の症状もあったこともあり、「耳鼻科の先生もいたほうがいいかもしれませんから、少し遠くなりますがA病院へ行ってみてください。耳鼻科の先生にも待機してもらっています。」
と伝えられ、痛みでまったくまわらない頭でタクシー乗り場へ。深夜1時なのになんと行列・・・。終電乗り過ごした人たちの中で、15分くらい並んでタクシーに乗りました。
タクシーの中でも痛みでうめき声を出してしまいます。
車の少しの揺れでも激痛で。。タクシーの運転手さんどう思ってたんだろう。
病院が行先だからかとくになにも話しかけずにいてくれました。
救急病院に到着。でも一向に呼ばれない・・・
1時間くらいしてやっとよばれました。
内科と耳鼻科の先生が症状を聞いて相談していました。
そして、
検査はできないんですけど、耳下腺炎の疑いがあります。聞きなれない名前かもしれませんが、おたふくも耳下腺炎の一種です。
肩こりリンパの痛みだと思います。
痛み止めと抗生物質を出しておきますので連休中飲んで、連休明けに耳鼻科に通院しに来てください。とのこと。
いったん帰宅
痛くていろいろかまっておれず、処方箋と水をもらってその場で飲ませてもらって、再びタクシーで帰宅。このとき3時。全然痛み止めが効くと
5分おきのうめき声 → 3時間おきくらいの痛さ
になったので、3時間弱くらいずつに、時間をわけてなんとか寝ました。
免疫が下がると感染症にかかったりするとは聞いていたけど、怖い!!
翌日の夜中、再び救急へ
ほとんど眠れずずっと激痛。もう一度昨日の代表電話に電話。
「もう一度診察するので来てみてください」
また行くの・・と思いつつ、状態によってベッドが空いていれば入院の可能性もということだったので行くことに。
またタクシーで並んで・・・昨日とおなじ繰り返し。
救急で3時間待ち
一人で救急に来てる人なんていませんでした。
交通事故で血を流している人とかからしたら、私はなぜ来ているの?大丈夫そうとしか見えなかったと思います。
途中で看護師さんが一度話しかけにきて、「手術の急患が来たら出ていく前提なら入院できる」と言われました。
3時間たって診察したものの・・・
痛み止め(ロキソニン)も出しているし、抗生物質も出しているから正直これ以上できることはありません・・。と言われて終了。
眠れる薬はもらえませんかと言ってみたもののそれもだめ。
肩の痛みだったのは首の付け根あたりに移動してきていて、耳がしびれてあまり感覚がないようなかんじでした。リンパのところから液が出てました。
またタクシーの揺れの激痛を感じながらどっと疲れが。
でも痛いからほぼ眠れず。いつまで続くんだろう・・・。
この状況が5日続き、病院の休み明けに耳鼻科に行きました。
耳鼻科で検査&診察
結果から言うと、耳下腺炎ではありませんでした。
喘息の数値が高いからアレルギー症状が出ている。皮膚科で治療中ならそちらに相談してみてくださいと言われました。
あとはロキソニンを5日間飲んでいたので、胃腸は大丈夫?と心配されました。
この日は、皮膚科はお休みでした。なにかあったらかけるようにと知らされていた携帯電話にかけるとすぐ出てくれ、「診てみないとわかんないから明日診察に来て。」と言われました。
帯状疱疹だった
『あーこりゃ帯状疱疹だね。』
他もあるかもしれないし、一応検査も並行でしておこう。
抗生物質だと細菌性にしか効かないから抗ウイルス剤を飲んで。
今後もお守り代わりに持っておいて、おかしいと思ったらすぐ飲んで。
と言われました。
帯状疱疹は、水ぼうそうのウイルスが治った後も体には残っていて、免疫が下がったりすると動き出すみたいです。
病院の先生は見慣れてるから?冷静な対処だったけど、私はもう満身創痍。苦笑
でもやっと効きそうな薬をもらえる・・・。
カポジ水痘様発疹症 も発症
その後、検査結果がでると、
カポジ水痘様発疹症(カポジすいとうようほっしんしょう)にもなっていたみたいです。
私、脱ステが始まったころに実は見たことがあって、怖いなぁと思っていたんですが、、まさか自分がなるとは。
耳下腺炎の場合は、細菌なので抗生物質を処方されていたので効かなかったのですが、皮膚科で処方されてあ抗ウイルス剤を飲んで徐々に引いていきました。
脱ステによる免疫低下によって、いろいろ感染症にかかりやすくなるみたいです。
まとめ
一連の感染症、『生き地獄』という言葉がずっと浮かんでました。
こういうこともあるから、脱ステは自己流でやらないほうが良いという話になるのかな。私は自己流じゃありませんが。
ただただ、痛くて、終わりが見えなかった。。
検索したら入院した人もいるみたいで・・自分の場合、痛みの程度が伝わりづらいのでそれもつらかった。インフルエンザとか言ったほうがたぶん心配されます。笑
今振り返っても、正直どうしてればよかったかとかわからないです。 万が一こうなったときにどこに連絡すればよいかとかは調べておいてもよいかも。
おまけ:推測だけど(関連性は不明だけど)
実は、この時に長引いた傷跡からこれにつながった気がしています・・・
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